世の中の向かう方向に以前から漠然とした不安を抱いてきましたが、ここにきて、いよいよ本格的にまずいんじゃないかと感じます。不安定化する世界情勢、気候変動、いきすぎた資本主義、広がる貧富の差、民主主義への攻撃、外国人差別、頻発する災害やパンデミック、縮まらないジェンダーギャップ。複雑でよく分からないことだらけで、でもこのままだと取り返しがつかなくなる気がします。しかも以前は社会の問題を前の世代のせいにできていましたが、気づけばもう社会を作っていく世代のど真ん中です。
日本にもアクティビストとして、社会の不平等や不公平をどうにかしよう、自由や正義を守ろうとリスクを負って活動している人たちがいます。メディアや街頭で見かけて気にはなるものの、横を通り過ぎてきました。かれらのように目立つことはできません。家族に迷惑がかからないか不安です。職場や世間の目もあります。そもそも周りの人たちが何を考えているのか知りません。でも、アクティビストだけに任せておいても、もうどうにもならないかもしれません。大きな社会の流れに立ち向かうには、ふつうの私たちがもう一歩ふみ出して、力をかき集めて抵抗していく必要があるのではないでしょうか。
ひっそりレジスタンスは、そんな気持ちをもった人たちが集まって仲間づくりをする場所です。それぞれが、今いる場所からできる社会運動を探していく場所です。子どもたちやこれからの世代の人たちに、できるだけいい社会と世界を引き継いでいきましょう。取り返しがつかなくなって後悔するのではなく、行動を起こした自分をほめてあげましょう。動き出しましょう!ひっそりと。
